表参道で外資系企業に勤めたせいでビジネス英会話とは長いつきあいをしてきた。個人レッスンも受けたし、グループレッスンも受けた。その上で、ビジネス英会話に必要だと思ういくつかの点がある。英語の文法や単語を覚えることは普通の英会話でも行うので別として、特にビジネス上必要なことという意味である。まずビジネス英会話には二種類ある。本当のビジネスの英会話と、外人とのつきあいという意味での社交の英会話である。
まずビジネスの英会話においては、なにより正確さが重要である。文法がどうとかよりも、その交渉の場において何が提案されているのか。何に合意しようとしているのかを明確にさせるための確認である。こちらの英語があやふやであるということを十分わきまえ。何度でも繰り返し、言い直して確認する。そうしないと恐ろしい結果になってしまう。
相手が辟易するほど確認するくらいの慎重さをお勧めしたい。ビジネス英会話のもうひとつの側面、社交についてだが、これにはひとえに相手を知ろうとする意欲が必要である。すなわち相手の国の情報、相手の会社の情報、相手の家族の情報について頭に入れておかなくては会話が続かない。ハウアーユー、ファイン、サンキュー、で終了してしまう。続けて最近、お子さんはどう? 表参道の会社の新製品はすごいね? など、話題を提供することで会話を成り立たせ、食事や休憩時間に親交を深めてこそビジネスもうまくいくというものだ。このビジネスと社交ふたつを攻略してこそ、本当の意味での表参道におけるビジネス英会話の攻略と言えるのではないだろうか。